現象
RHELのISOイメージをUSBに書き込んで、Installしようとさせたときに以下のようなエラーが出てタイムアウトしてしまいました。 その結果、Installできなくなりました。
Warning: dracut-initqueue timeout Warning: /dev/xxxxx/xxxx does not exist.
原因
USB内のInstallイメージを見つけられないことが原因のようです。 grub.cfgでDISKのインストールイメージパスの設定がされていますが、何らかの理由で正しいパスが設定できていないようです。
対処方法
grub.cfgに記載されているDISKのインストールイメージパスをUSBに向けます。
手順
- OSのイメージを書き込んだUSBをさしたサーバを起動します。
- エラーで失敗して、自動的にレスキューモードに移行します。以下のような画面になるはずです。。
dracut:/#
- まずは、USBのデバイスのパスを探す。 ラベルにusbと記載があるので、おそらく判別がつくと思われる。 心配なら、実際にマウントしてみるとよい。
#ls -al /dev/disk/by-id/ lrwxrwxrwx 1 root 0 9 : 04:15 ata-ST9555xxxxxxxxxx -> ../../sdb ・ ・ lrwxrwxrwx 1 root 0 9 : 04:15 usb-Generic_Flash_Disk_xxxxxxxxxx -> ../../sdc lrwxrwxrwx 1 root 0 9 : 04:15 usb-Generic_Flash_Disk_xxxxxxxxxx -part1 -> ../../sdc1
- 上記で、対象がsdc1であると判明したので、今度はuuidを調べる sdc1のuuidがC0DC-962Aであることがわかる。 このUUIDをgrubに設定する。いったんリブートする。
#ls -al /dev/disk/by-uuid/ lrwxrwxrwx 1 root 0 9 : 04:15 79d1d39493xxxxxxxx -> ../../sda2 ・ ・ lrwxrwxrwx 1 root 0 9 : 04:15 C0DC-962A -> ../../sdc1
setparams 'Install Red Hat Enterprise Linux 7.8' linuxefi /images/pxeboot/vmlinuz inst.stage2=hd:LABEL=RHEL-7.8\x20Serv\er.x86_64 quit initrdefi /images/pxeboot/initrd.img
上記のhd:Labelを5で調べたUUIDに変更する。
setparams 'Install Red Hat Enterprise Linux 7.8' linuxefi /images/pxeboot/vmlinuz inst.stage2=hd:UUID=C0DC-962A quit ★ここが変更場所 hd:UUID=調べたUUID というフォーマット initrdefi /images/pxeboot/initrd.img
- Ctrl-x で起動すれば、立ち上がるはず。